食べ聞かせ



「夏の味、素麺」


ここ数日でぐっと気温も上がり、いよいよ本格的な夏の到来です。
 
夏の食べ物といえば素麺。
大人になって仕事に行くようになってからはめっきり食べる機会が減った素麺ですが、
子供の頃の夏のお昼といえば決まって素麺でした。
中学生の頃水泳部に所属していた私は、毎日早朝から練習に出かけ、
午前中めいっぱい泳ぎ昼過ぎに帰宅します。
 
他の家族は仕事や部活で忙しく、夏休みの昼食は決まって母と2人きりです。
母が作ってくれた昼ごはんは、2日に1回は素麺だったような気がします。
「え〜!!またお素麺なん?!」などと文句を言いながらも、
食べだすと止まらないのが素麺です。
 
母と2人、ズルズルとすする素麺は、 いつも2人分とは思えないほどの量が茹でてありました。
お腹がいっぱいになれば、ゴロリと横になってうとうと・・・。
今思うとなんて優雅な生活なのでしょう!
 
泳いだ後特有の気だるさと、夏の日差し、扇風機の風、
そして母の特製だしで食べる素麺の味。
私の中では、ノスタルジックな哀愁を誘う、夏の食べ物です。
 
 
 
 
 


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